不利対面 はたきおす

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プレイングミス

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さて問題です。選択肢「a」,「b」があり、選択肢「a」を選んだ「A」さん、「b」を選んだ「B」さんの2人がいます。「a」を選んだ「A」さんは勝利し、「b」を選んだ「B」さんは敗北しました。

さて、優れているプレイヤーはどちらでしょう。
この場合の答えは「A」です。勝利は正義です。同等の条件下においてはこれで間違いないでしょう。

次の問題です。選択肢は公開されていません。「A」さんは「a」,「b」,「c」の選択肢を、「B」さんは「b」の選択肢のみを考えました。「A」さんは「a」を、「B」さんは「b」の選択肢を選択し、「A」さんは敗北し、「B」さんが勝利しました。この場合優れているのはどちらでしょう。

ここは意見が分かれるところですね。僕はこの場合「A」さんの方が優れていると考えています。何故なら「B」さんは偶然その選択肢を選んでしまった可能性が極めて高いからです。

例えば試合を見ている時に自分の考えと違うプレイが行われたとします。それが悪手になってしまった場合それをプレイングミスと判断しがちでしょう。

しかし、それは極めて愚かなことです。ここで重要なのは「プレイヤーが何を考えてこのプレイをしたのか?を考えること」だと僕は考えています。一つの悪手をプレイングミスだと指摘する事は簡単ですがその悪手の利点がゼロというケースは滅多にありません。 必ず理由があってプレイヤーはその選択を行うはずです。我々観戦者は俯瞰、言わば何かに縛られずにゲームを見ることができます。ですから当事者、つまりはプレイヤーよりかは視点がいくらか広いはずですし、違う選択肢を思い付いていないとプレイングミスは指摘できないはずです。ですから、プレイヤーが行った「悪手」とされる一手と、観戦者が想定していた「良手」を比較することが必要です。

逆に言えばポケモンの「上振れ要素」は技の命中率、追加効果だけに留まらないことを意味します。プレイング、行動の選択すら「上振れ要素」になるわけです。別の選択肢を考慮せずに一つの選択肢を選び続けた、他の技を放つ事のメリットを理解せずに盲目的に行動選択を行うプレイヤーが優れているとは言えないでしょう。

もちろん一つの選択肢のメリットがそのデメリットより極めて小さいケースは有り得ます。実践では「悪手と判断した選択を早急に切る」能力も必要とされるわけです。上手いとされるプレイヤーはこれも瞬時に行っています。

どのゲームも観戦者がどこまで考えてプレイングミスを指摘しているかは分かりませんが、大体はそういうことでしょう。プレイングミスを指摘出来るのは結果を下す神とその選択を行ったプレイヤーだけであり、我々観戦者は「選択肢の一つではあったが裏目を引いてしまった」という判断より優れている物を下すことはできないはずです。結果を見ているからこそプレイングミスを指摘できますし、逆に言えば「良手」を選択したとしてもそれのデメリットが「勝利への喜び」に対するノイズになってしまうプレイヤーこそ優れているプレイヤーと言えるでしょう。ほら、ラゲで勝ったのに「いや、良くない選択がありましたね」ってヤツ。

 

ところで「悪手」の対義語ってなんですか?あと鍵カッコが半角と全角で混ざってるのだけどスマホで書いたりPCで書いたりしてるから許してくれよな。