不利対面 はたきおす

初見さん、トップ記事は必読です。トップ記事にお題箱があるので扱ってほしい話題がある方がいましたら是非。

【補完】軽視の対象 「ヘドロ爆弾キノガッサ」

僕がよく挙げている「ヘドロ爆弾キノガッサのお話」についてです。

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【補完】とある通り、昔にとある人が同じ題材で記事を書いています。しかし、それが今非公開になっているため勝手に掘り返す作業をします。

・軽視の対象
    さて、エルフーンというポケモンがいます。

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    このポケモンを運用する場合はキノガッサが役割対象に入る事はご存知かと思います。へぇ、そうなんだ〜って人はエルフーンのタイプとキノガッサのメジャーな型を見れば理解はできるかなと。さて、ここで問題なのですが
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    キノガッサの無補正C252ヘドロ爆弾はH252D4のエルフーンに対してこれだけのダメージが入ります。で、この技を考慮する場合エルフーンキノガッサに対して安定するとは言えないでしょう。あ、これカプ・ブルルに対してもめっちゃ入りますね。
それはさておき、このような事実があるにも関わらずなぜ全人類はエルフーンキノガッサに対し役割を遂行できるという認識があるのでしょうか?答えは簡単でキノガッサにおけるヘドロ爆弾の採用率が極めて低い事が考えられます。
    ここでキーワードになってくるのが「軽視の対象」です。ポケモン用語の範囲の意味に限れば、環境に少ない個体、技、並びを切ると言った行為はよく見られ、その対象の事を指す時にこの言葉を使います。

    さて、ここからが本題です。レート対戦に取り組むにあたってどこまでを「軽視の対象」に含めて良いのでしょうか?
    では以下のポケモンを切っていい順番に並べ替えてみましょう。

・ヘドロ爆弾キノガッサ

・電気Zバシャーモ

・猫グロウガルーラ

・HBメガリザードン

地震メガメタグロス

・臆病カミツルギ

・CSメガボーマンダ

    答えは出ましたか?隣の人と答え合わせをしてみて下さい。

    問題を出しておいて申し訳ないのですが、人によって多少違ってくるかと思います。それが答えです。それぞれのプレイヤーはそれぞれの価値観と認識を持っており、それが完全に一致することは絶対に有り得ません。つまり、「〇〇考慮しろや」というツイートをよく見かけますが残念ながらそれは…ええ…そういうことです…

    かと言ってそれを盾になんでもしていいのかと言ったらそれは行けません。そもそも「切る」という行為は前向きな物ではなく後ろ向きな物であり、それをするという事はそれに対する勝率を落とすことになります。
    もちろん変なところまで見てもこちらが採用できるポケモンは6匹、技は24個までとなると、どこかは薄くなってしまいます。ですから、構築を組む際には、対戦を行う際には切るべきところは切って、ケアするべきところはケアをしましょう。そこの裁量が「環境を読む」という事に繋がるのです。 

・軽視の対象を利用する
    さて、ここで僕の昔話&自慢話が入ります。時はORASシーズン15、当時は構築の主軸にメガガルーラを据えたものが非常に多く、それ以外はあまり見られませんでした。そこで僕はスカーフキノガッサや鉢巻ランドロスなどでガルーラをボコボコ殴る、言わば「軽視の対象に含まれるポケモンでガルーラを倒す」戦術を好んでいたのです。そこで考えたのが「ゲッコウガ@こだわりハチマキ」なのですがなんとインフレの波に乗っかって2200を達成する事が出来ました!✌

当時やってた事と言ったら次から次へとびっくりポケモンを考えてラティ/ハッサムの裏に置き、それがハマったら大勝利と言った感じです。これは「軽視の対象」を利用した戦術であり、やられた相手は「次の対戦行くか…」と、なるので対戦に勝利したというよりかは何かこう少し別の物を感じ取っていました。
    比較的頭を使わずに結果を出せる方法はこれです。びっくりポケモンを考えてハマったら勝ち。それでとりあえず結果を出せます。ルカリオとかカプ・ブルルに電気玉を持たせてぶん投げれば運さえ向けばレートは上がります。バシャーモにソラビでも持たせてハマってレートが上がって適当な所で保存すればそれが結果になります。
    ただし、残念ながら実力を伸ばすことに繋がることは無いでしょう。そしてこれは「軽視の対象」を利用した戦術を用いてるプレイヤーだけでなく、「軽視の対象」が広いプレイヤーにも当てはまります。「軽視の対象」に含まれるポケモンでレートを伸ばすこと、そして「軽視の対象」を広げてレートを伸ばすこと、前者は足を引っ掛けることを意識していますが、後者は足を引っ掛けられたら確実に転ぶ状況です。そしてこれらは不特定多数の人間、構築と戦う場合においてはあまり褒められません。言わばレート差とは別の「マッチング運」に左右される事になります。それこそ「上振れ」の範囲にしかならないでしょう。

・有意義な対戦
    「軽視の対象」の噛み合いで終わる対戦ほど悲しい対戦はありません。初手でよく分からんZ技が飛んできてレートが30消える現象は色んな人が経験済みかと思いますが、それはやられたプレイヤーだけでなくやったプレイヤーも後々に虚無感を味わうことになります。僕です。お互いに良い試合をするための最低条件として共通認識を大事にしたいですね。もちろんこれは採用するポケモンや構築だけでなくプレイングにも関わってきます。
    と、言っても残念ながら有意義な対戦を行うよりも己の結果を最優先するプレイヤーもいるので、「共通認識を掲げるプレイヤー」VS「上振れ期待プレイヤー」VSダークライみたいな状況になりがちです。ポケモン自体遊び方が自由なコンテンツですのでこれに関しては諦めました。むしろ対応出来ない自分が悪いなと、そういうスタンスでやっていきたいですね。
    ただ、僕の周りには不思議と結果を求めていながらも自然に対戦相手と有意義な対戦を行うプレイヤーがいます。そしてそのどちらも本人達は意識してやっている事でなく、無意識のうちにこれをやっているのです。
    「軽視の対象」はレート対戦を考察する上では欠かせない要素である事が分かります。しかし、それらの要素を最小限に抑える事で素晴らしい対戦が生まれるのだと思うのです。