不利対面 はたきおす

げに毎日が日記日和

【7th環境変遷】シーズン3「ボーマンダ天下」

前記事のように「カバルドン+リザードン」に強いとされるメガボーマンダが一気に環境トップに上り詰めた。このシーズンからはメガボーマンダを軸とした構築がかなり増えたようにも思える。ボーマンダによるボーマンダのための構築が増えたこのシーズンは所謂「Tier3以下」の並びを一斉に排除することとなり、環境から汎用性の低い並びが消えていくこととなる。つまりは環境にある構築の画一化が始まった。
また、スイクンの再評価がされたのもこのシーズンである事は見逃せない。

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SMS3 - 立ち回り甘め

シーズン3使用構築 最終2127 24位 - Indignant Divinity

【S3使用構築】竜舞メガと瞑想カプ 最終5位 2200 - やガブN1

SMシングルシーズン3使用構築 カバマンダコケコ 【最高2147/最終2065】 - Dont think! Imagine!

 

また、「対面構築」、「○○サイクル」といったシングルバトルの三竦みもだんだんと確立されそれらが構築コンセプトとして成り立ち始めたのもこのシーズンである。しかし、「展開」に関してはやはり構築難度が高く完成には時間をかけてしまった。
・対面構築

The settlers S3シングル最終1位 2211 - 有利対面飛び膝割り。*

 

 

・サイクル

海図にない海を帆走するには勇気がいる SMシーズン3使用構築

【S3シングル8位・9位】叛逆の抜け殻ループ【最高・最終レート2172】 - シーモアのポケモン日記

 

・地面枠の開拓f:id:kiossamu:20170908141222p:plain

今作の地面タイプポケモンとしてはカバルドンランドロスガブリアスの3強、そしてマンムードリュウズが次点にいたと思われる。しかし、受けループにしか採用されないと思われていたグライオンが「スタンダード」において採用が一般的な物になる。

sm S3 最高2193 最終2148 - てきとー構築

Happy*Canvas 【SM】ガルーラ+シャンデラ【シーズン3使用構築(最終2175 - 7位)】

【SMシーズン3使用構築】 Zアシレーヌ+臆病メガマンダ - 襟がしゃべるだけ

【ポケモンSM】メタ思考エフィブラ・完【S3・最高2149最終2044】 - 冴えないパーティの育てかた


・余談

サンムーン全シーズンを通して言えることではあるが、環境が進むうえで立ち回りよりかはポケモン単体の考察がされて環境が進む事が多いように思われる。
つまりはと言うと、6世代においては「対面的な動き」にたいする「カバクレセによるサイクル」、そこに対する「崩しの研究」とポケモンを数値や理論と言った「プレイヤー側の考察」で動くことが多かったかのように感じた。*1
しかし、7世代に置いては個々のスペックが6世代環境のポケモンに比べると著しく低く、それらの理論が及ばない部分もあってか「ポケモンの能力に注目」した考察が多くされていた。流行っている並びに対して抽象的な物ではなく、具体的な物で対策を貼るプレイヤーが多かったと感じている。
勿論6世代はメガガルーラというパワーカードによって理論を具現化できるポケモンが存在していた事から、構築を組む上でそれに対する能力がある僅かなポケモンのみが選定されていた。しかし、7世代においてメガガルーラのようなパワーを持つポケモンは存在せず様々なポケモンが環境に出現してきた。数値が低い環境に置いて「個々が持つ性質」は重要になり、それをきちんと理解していたプレイヤーが勝っていたかのようにも思える。
このシーズンで数を増やしたグライオンはその顕著な例と言えるだろう。決して数値は低い物の、カバルドンを始めとした並びに強く、その独特な性能を持つ事が伺える。しかし、並びの数値が重要になる「スタンダード」にすら採用されている事は6世代においては考えられなかったことであろう。
個々のポケモンが形を変えていた6世代に反し、7世代は構築の改良においてポケモン自体の入れ替えが行われるのは今作において最も注目したい点であると私は考えている。

 

【7th環境変遷】シーズン4「ミミガッサの誕生」 - 不利対面 はたきおす